説明
本品は(株)ヘルスウェイ製(明治乳業100%出資子会社)の冬虫夏草菌糸体を飲みやすいパウダータイプにしたものです。
<飲み方>
1日当たり1~2gを目安に、そのまま又は温湯でお召し上がりください。
添付のサジ1杯が約0.5gです。
<成分>
50g中、冬虫夏草菌糸体250g含有
◆冬虫夏草とは・・・
バッカクキン科のフユムシナツクサタケがコウモリガなどの幼虫に寄生し、その体内に菌核を形成、 夏に棍棒状の子実体を生じる幼虫と一体化したキノコのことで、昔の人は冬になると再び虫に戻ると信じていたことから、「冬虫夏草」と呼ばれました。
産地は中国の四川省が有名で、豊潤で充実したものが収穫されます。
現在の収穫期は6~7月で、虫体を掘り起こしてから良く洗い、日光でよく乾燥したものを使います。
「冬虫夏草」が日本に輸入されたのは1728年(享保13年)のことで、中国から来た珍しい薬草は以来その名が知られるようになりました。
冬虫夏草は昔から民間で愛用されてきましたが、最近ではスポーツ選手も愛用するなど、現代人の健康維持に役立っています。
◆冬虫夏草の成分
脂 肪 粗蛋白 粗繊維 炭水化物 灰 分 抗菌成分 その他
●豆知識
「冬虫夏草」は、中国の清代の書物「本草従新」(1757年)に初めて収載され薬効が紹介されました。
それ以前の1726年に、中国に派遣されてたフランスのカトリック僧が市場で購入した「冬虫夏草」をパリに送ったので、
それが科学アカデミーで紹介され、フランスでの植物学的研究が始められていました。
しかし、フランスでは薬用として研究されませんでした。
●中国の古書によると
「冬虫夏草」について
『肺、腎を補う。
味は甘、性質は平、
肺を保ち、腎を益し、血を止め、痰を化し(水毒を去り)
労そう(結核性の咳)を止む』とあります。
●平成9年8月の朝日新聞によると
摂南大学教授・藤多氏は
「冬虫夏草」が出来る過程で、寄生したキノコが昆虫の免疫機構に殺されないのはキノコが昆虫の免疫を抑える物質を作っているせいではないかと着目。
ツクツクボウシの仲間に寄生する「冬虫夏草」を研究するうち、10年前に免疫制御物質を発見し、化学構造を変化させたFTY720と呼ばれる薬を作りました。
国立小児センターの鈴木盛一部長らがこの薬を使いネズミの心臓移植をしたところ、現在広く使われているシクロスポリンがネズミの体重1kgあたり1日10mg以上で効果がでたのに対し、FTY720は0.1mgで効果がありました。
鈴木部長は「薬のしくみが違うので単純に比較できないが、効果はシクロスポリンの約百倍に相当する」
とのことでした。
●中国の研究成果
○モルモットの摘出気管に対し顕著な 拡張作用を示した。
○麻酔犬へ静脈注射すると、顕著な血圧降下がみられ10分後に回復する。
○エタノール浸出液で、結核かん菌に対し著明な抗菌作用を示した。